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飯村隆彦 レトロスペクティブno.3<風景x言葉>

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[関連アーティスト情報]
飯村隆彦のNYガイセン上映 レトロスペクティブno.3<風景x言葉>
日本の実験映像のエース、飯村隆彦のレトロスペクティブも渦中に入って、no.3では、一転して<風景X言葉>というテーマで、「言葉のない風景」から「風景のない言葉」に至る世界がゲストに詩人で映画も制作する吉増剛造氏を迎えて、多様に展開します。また、このシリーズの呼び物となったパフォーマンスは映像アートの再生を期して、映像のライブからの再出発を叶えます。

【日時】6月16日(日) 1430開場 
15時~上演&上映開始【料金】1800円 学生 1500円 
 会場 UPLINK Room (2F)



第1部のフィルム・パフォーマンス:「光で書く:ホワイト・カリグラフィ」は 日本の古典、「古事記」の読解不可能な1秒24コマの超スピードのテキストをスクリーン上にカリグラフィ、さらに発声するというまさに離れ業のパフォーマ ンス、書字、音声、映像, アクションが織り成すマルチメディアによるエクスパンディド・シネマです。聖マーチン美術大学(ロンドン)、マイクロスコープ 画廊(ニューヨーク)などで公演し、大きな反響を得ました。

第2部の上映プログラムはオーストラリアの砂漠の真ん中に孤立する巨大石、エアーズ・ロックを巡って起こる自然とフィルムの色変化の競演、「Moments At the Rock」(エジソン国際映画祭グランプリ受賞)から、ニューヨークのスカイラインに逆反射する光に目つぶしを食らうニューヨークの昼と夜を描いた「New York Dan And Night」(抜粋)、竜安寺の石庭をすべて移動車で撮影して<間>を発見する「間:竜安寺石庭の時/空間」(メトロポリタン美術館委嘱作品)など。

さらにコンセプチャルな作品ではフランスの哲学者、デリダの言葉を解体する「Talking In New York」では、その言葉をニューヨークの街頭で独り言を繰り返すことで実現しました。また「Talking Picture」(映 画を見ることの構造)は真っ白のスクリーンに自分の影を投影しながら、映画を見ることの構造を議論するという映画作家と観客の一人二役を演じて、最後はそ のスクリーンからも姿を消して、この映画を見ているあなたの出番を真っ白のスクリーンに呼びかけています。さてあなたはこの映画を見るか、見ないか。

ゲストトーク:飯村隆彦、吉増剛造(詩人/映像作家)

第1部:パフォーマンス「光で書く:ホワイト・カリグラフィ」(1966/2013)(約15分)16ミリフィルム   
            「ホワイト・カリグラフィ」(1966)  パフォーマンス:飯村隆彦,
第2部:「Moments At the Rock/モメンツ アッツ ザ ロック」(1985) 11分, トーマス・エジソン国際映画祭グランプリ
    「New York Day And Night/ニューヨーク デイ アンド ナイト」(1989) 15分(抜粋)音楽:小杉武久
        「間:竜安寺石庭の時/空間」(1993) 16分、メトロポリタン美術館委嘱作品,テキスト:磯崎新、音楽:小杉武久
          「Talking In New York/トーキング イン ニューヨーク」(1981-2001) 8分、
    「Talking Picture/トーキング ピクチャー」(1981)15分(日本語のライブ通訳)出演:飯村隆彦

              

【日時】6月16日(日) 1430会場 15時~上演&上映開始【料金】1800円 学生 1500円 
 会場:UPLINK Room (2F)