ヴィデオ:コラージュ/モンタージュ瀧健太郎+西山修平@UPLINK
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VIDEOREFLEXIVE Vol.3 ヴィデオ:コラージュ/モンタージュ
Video : Collage / Montage
vol.1 瀧健太郎 Kentaro TAKI ヴィデオ・コラージュ/パズル
2014年11月7日[金] 19:30(開場19:00)- 21:30
※上映後、瀧健太郎×平本正宏(作曲家)とのトーク
vol.2 西山修平 Shuhei NISHIYAMA ヴィデオ・モンタージュ/シュレッダー
2014年11月14日[金] 19:30(開場19:00)-21:30
※上映後、西山修平×沢山遼(批評家)とのトーク
場所:渋谷アップリンク 1Fファクトリー(東京都渋谷区宇田川町 34-18トツネビル1F ) TEL.03-6825-5503
料金:一般1500円、学生1000円
(当日は混雑が予想されます、事前に予約されることをお勧めしております。予約はこちらから。)
主催:アップリンク、ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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vol.2 Facebooksite
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解説: 2000年代、映像が現実化した世界を、映像によって切り刻み続けた2人のアーティストの軌跡を、ヴィデオによるコラージュ/モンタージュと いう視点で読み解き、空白の美術史に問いかける。
vol.1 Artist Profile
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vol.2 Artist Profile
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1976年、神奈川県鎌倉市生まれ。立命館大学文学部にて美術批評を専攻。アヴァンギャルドシネマ やヴィデオアートに影響され、1998年からヴィデオ、8mmフィルム、写真を用いて作品制作を開始。 シングルチャンネル、インスタレーション、パフォーマンス作品を制作。2007年から2008年までオー ストラリアに滞在し作品を制作し、シドニーにて個展を開催。2009年から東京を拠点に活動。2012 年は新宿ゴールデン街グリゼットにて個展、パリ・ポンピドゥーセンターにて上映。これまで欧米、ア ジア各国での映像フェスティバルにて作品が上映されている。 http://www.shuhei2480.net/
![]() 瀧健太郎・西山修平ギャラリー展示 UPLINK1F Gallery 11月5日[水]~ 11月24日[月] 10:00 ~ 22:00 入場無料 2作家のヴィデオ・インスタレーションと展示、平面作品などご覧頂けます。 |
瀧健太郎×平本正宏 対談:ヴィデオ・コラージュから空間表現へ
西山修平×沢山遼 対談:ヴィデオのメディウム・スペシフィティ
Vol.1トークゲスト
平本正宏 Masahiro HIRAMOTO
作曲家。音楽レーベルTekna TOKYO主宰。東京藝術大学大学院音楽研究科修了。2006年より写真家 篠山紀信のdigi+KISHINや展覧会の音楽 を担当。2013年映画「さよなら渓谷」の音楽を担当、第35回モスクワ映画祭にて審査員特別賞を受賞する。振付家金森穣、デザイナー奥村靫正、建築家鳴川肇など、様々な分野の精鋭とコラボレーションを行う他、国内外のダンスカンパニーの音楽を担当する。 2014年アルバム「OPERA ONE」「CHAMBER MUSICONE」を2枚同時リリース。 http://teknatokyo.com/
Vol.2トークゲスト
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作曲家。音楽レーベルTekna TOKYO主宰。東京藝術大学大学院音楽研究科修了。2006年より写真家 篠山紀信のdigi+KISHINや展覧会の音楽 を担当。2013年映画「さよなら渓谷」の音楽を担当、第35回モスクワ映画祭にて審査員特別賞を受賞する。振付家金森穣、デザイナー奥村靫正、建築家鳴川肇など、様々な分野の精鋭とコラボレーションを行う他、国内外のダンスカンパニーの音楽を担当する。 2014年アルバム「OPERA ONE」「CHAMBER MUSICONE」を2枚同時リリース。 http://teknatokyo.com/
Vol.2トークゲスト
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1982年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。美術批評。 主な論考に「描画/演奏―石田尚志論」(『組立―転回』2014年、組立)、「限界経験と絵画 の拘束―香月泰男のシベリア」(『前夜/前線―Critical Archive vol.2』2014年、ユミコ チバアソシエイツ)など。 http://ryosawayama.sakura.ne.jp
[上映プログラム]
vol.1 瀧健太郎Kentaro TAKI Video Collage/Puzzling ヴィデオ・コラージュ/パズル 7 Nov.(fri) 2014 19:30-21:30 上映と対談 瀧健太郎+平本正宏(作曲家) |
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次々と現れては移り変わり消えて行く、TVの映像たち。一見無関係なそれらを盗む=サンプリングし、「映像=音楽」として「コラージュ=演奏」してゆく。
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マスメディアの枠組みを通して執拗に配給される戦争の映像を加速度を増して再構築することによって立ち現れるもの。そこでは平和を描く映像すら戦争の似姿である。情報戦争/戦争情報。
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世界中のありとあらゆる寄せ集めで構成される虚構の都市を映像で再構成する。都市空間のスペクタクル化は映像情報の氾濫と同義である。
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箱の中に様々な身体の部位が現れる。閉ざされた空間で何かを探すように動くそれらの身体と、敷き詰められた物質が、映像に一つの緊張感を生み出す。
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劇場に響く無意味な音声による詩の朗読は、情報過剰な社会への反撥となりうる か? レトリスムの代表的アーティスト、モーリス・ルメートルへのオマージュと して、彼の1961年の音声詩「ショシピリ賛歌」を瀧がヴィデオで再演する。
vol.2 西山修平 Shuhei NISHIYAMA Video Montage/Shredding 14 Nov.(fri) 2014 19:30-21:30 |
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何気ないシーンを撮影した映像クリップを利用して、ヴィデオの要素である、映像・音・文字を解体する。そこでは、断片化された要素の間に私たちが何を見るのかが試される。
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写真家中平卓馬に横浜駅で偶然出会った。彼は何を探し、何が現れるのを待っているのか?彼の姿を見ている私たちは、何を期待し、何が起きるのを待っているのか?
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映像・音声の批判的考察を行なう映像作品"Video or Maldoror"からの1編。引きずられるマイクロフォン、カメラレンズの破壊、などN.Y.同時多発テロ以降の映像状況を見せる。
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「未来」と映像との関係をめぐり、オーストラリア・シドニーにて制作された作品。時制を「未来」にずらし、映像がもつ記録の力を用いて、「未来」を映像により表現することが試みられる。
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ヴィデオが切り刻まれ、再提示される。すべての瞬間の映像と音声の断片が、同時に知覚される。ここではヴィデオの論理による知覚を通じて、人間の知覚の限界と、 その拡張の可能性を提示している。
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映像と音声を分割し、時間をずらして再生することにより、全時間の断片を同時に見て、聞くことができる。一瞬が永遠になり、永遠が一瞬になる時間の中では、単一と複数の境界はなくなっていく。
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イメージ・サウンド・言葉、それぞれが独自の論理とリズムで展開していく。これらは、瞬間ごとに、つながり、重なり、ぶつかり合い、新たな意味や要素を生成し続ける。
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