プロジェクトの最近のブログ記事
キプロス国際短編映画祭で特集
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[関連アーティスト情報]
キプロスの南西海岸の都市パフォスで開催される国際短編映画祭ISFFC2017にてVCT関連アーティストの作品が上映されます。パフォスは2017年欧州における文化都市に制定され、様々な文化事業が開催されております。
「視聴覚文化の規制と反規制の間で」@Palia ilektriki
2017年10月31日~11月1日
公式サイトはこちら
Between Regularity and Irregularity Audiovisual Art and culture @Palia ilektriki
Tuesday 31 October – Wednesday 1 November 2017 20:00
キプロスの南西海岸の都市パフォスで開催される国際短編映画祭ISFFC2017にてVCT関連アーティストの作品が上映されます。パフォスは2017年欧州における文化都市に制定され、様々な文化事業が開催されております。
「視聴覚文化の規制と反規制の間で」@Palia ilektriki
2017年10月31日~11月1日
公式サイトはこちら
Between Regularity and Irregularity Audiovisual Art and culture @Palia ilektriki
Tuesday 31 October – Wednesday 1 November 2017 20:00
list of works:
"Living in the Box -cube" Kentaro TAKI(2007-2014, 13min)
"Tea Corner" Kentaro TAKI(documentation, 2015, 2min)
"Living in the Box -cube" Kentaro TAKI(2007-2014, 13min)
"Tea Corner" Kentaro TAKI(documentation, 2015, 2min)
"in the twinkling of an eye" Shuhei NISHIYAMA (2013, 6min.)
ビデオひろば―1970年代の実験的映像グループ再考@森美術館
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ビデオひろば―1970年代の実験的映像グループ再考@森美術館
会期:2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月・祝)
場所 森美術館
詳細についてはこちらをご覧ください。
「ビデオひろば」は1972年に結成された日本の実験的映像グループです。中谷芙二子、山口勝弘、かわなかのぶひろ、小林はくどう、松本俊夫、萩原朔美、 和田守弘ら、多数のアーティストやクリエーターが参加しました。当時最新のメディアであったビデオをコミュニケーションのツールとし、メンバーが協働して社会運動に介入したり、ビデオを介して一般市民の議論を促進するなどその活動は、既存のマスメディアに対するオルタナティヴなメディアの創造を目指した、 ユニークなものでした。(展示サイトより)
参考:ドキュメンタリービデオ「キカイデミルコト 日本のビデオアートの先駆者たち」プロジェクトの経緯
公式サイト :http://kikai-de-mirukoto.vctokyo.org/
ヴィデオ・スパークス/ヴィデオ・リフレクシヴ2014-2015 Video Sparks/Reflexive 2014-2015
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ヴィデオ・スパークス/ヴィデオ・リフレクシヴ Video Sparks/Reflexive 2014-2015 プロジェクト概要
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ヴィデオアート・プロムナードin 阿佐ヶ谷 Wall to Wall
日程:2015年2月20日(金)21(土)22(日)+27日(金)・28日(土)・3月1日(日)]
場所:阿佐ヶ谷商店街近辺数箇所+TAVギャラリー
映像記録+写真記録
日程:2015年2月20日(金)21(土)22(日)+27日(金)・28日(土)・3月1日(日)]
場所:阿佐ヶ谷商店街近辺数箇所+TAVギャラリー
映像記録+写真記録
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日時:2014年11月15日(土)1
場所:喫茶茶会記( 四谷三丁目)
場所:喫茶茶会記( 四谷三丁目)
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vol.1 瀧健太郎 Kentaro TAKI ヴィデオ・コラージュ/パズル
2014年11月7日[金]
vol.2 西山修平 Shuhei NISHIYAMA ヴィデオ・モンタージュ/シュレッダー
2014年11月14日[金]
瀧健太郎×平本正宏 対談:ヴィデオ・コラージュから空間表現へ
西山修平×沢山遼 対談:ヴィデオのメディウム・スペシフィティ
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Ko NAKAJIMA Video Vicissitudes
Vol.1 メディアの精製と流転Generation and Vicissitude of Media
2014年10月10日(金)
Vol.2 ヴィデオの陰陽五行 5th Elements of Video Art
2014年10月17日(金)
場所:渋谷アップリンク 1Fファクトリー
中嶋興×上崎千 対談:ヴィデオ万物流転II
中嶋興×クリストフ・シャルル:対談 ヴィデオ万物流転I
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2014年6月1日(日) 場所:喫茶茶会記( 四谷三丁目)
マデロン・ホーイカース トーク:ヴィデオアートの黎明期から現代へ
小林はくどう 宮内康乃 対談:ヴィデオのコミュニケーションとライヴ性
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2015年1月24日(土)start:19:00 - 喫茶茶会記( 四谷三丁目)
1970年代からヴィデオアート作品を制作し国際的に活躍するアーティスト、小林はくどうの70年代から現在まで制作してきたヴィデオアート作品を一挙に上映しました。 また今回が初演となるヴィデオ・パフォーマンス“Aqua Works 2015”と音楽パフォーマンス・グループ「つむぎね」の即興のコラボレーションを行いました。
トークセッション 小林はくどう×宮内康乃(つむぎね) 進行:瀧健太郎 モデレーター:中井澪
瀧(以下T):今回の上映作ではコミュニケーションや、撮ったものをすぐ再生して次の人がどう反応するか、その連鎖反応のような印象を受けました。
はくどう(以下H):1972年だったかな。友達のお父さんの法事のしんみりしてる中に、よそ者の僕が入り込んだの。お坊さんが帰った後に「これは何だ」となり、「これはヴィデオだよ」っていくら説明しても全然ダメ。そこの家のリビングのテレビに繋いだわけ。そしたら周りが映るじゃない。その場にいた人たちがどうしたかって、電話に殺到したの。「TVつけろ!オレが映ってるぞ!」って言うの。当然他の家では映んないじゃない。「うちのTVは壊れてる」とか言い出して、録画・再生の繰り返しを永遠とやる羽目になって、ずっとそのパニックは止まらなかった。
そしたら2,3時間ぐらいずっと黙ってみていたおじさんさん居て、親戚からも「あの人、ああいう人だから」って言われていたその人が突然「俺にもやらせろ!」って言ってカメラの前に仁王立ちしてさ、歌をうたいだしたの。そしたら奥さんが「結婚して何十年経つけど、夫の歌を聞いたのははじめて」と。酒も飲めない人で。それから1週間くらいしてその家から手紙が届いたの。そのおじさん変わっちゃったって言うんだよね。
T:ヴィデオカメラに写ったことで?
H:職場でも自分から話したり、情報を出す経験が無かったんだね。いきなりカメラの前でやって、すぐ見るじゃないですか。興奮状態が増幅していく訳だよね。それがヴィデオを使ってコミュニケーションをとるって一体何だろうなと、興味を持ち出した最初のきっかけ。
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***
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西山修平×沢山遼 対談:ヴィデオのメディウム・スペシフィティ
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2014年11月14日[金] 19:30- アップリンク・ファクトリー
Vol.2では西山修平の作品を特集し、そのモンタージュとして読み、更にデジタル時代のモンタージュ理論の可能性を西山作品を通して考える機会となりました。美術批評家の沢山遼氏をゲストに西山修平作品の構造的な部分と、編集作業のない作品にも同様に見られる一貫性について語っていただきました。
トークセッション 西山修平×沢山遼 進行:瀧健太郎
沢山(以下S)::前回の上映で、瀧さんは主にコラージュによって映像をつくるということをされていました。で、今回、西山さんの映像も、複数の映像を組み合わせるコラージュやモンタージュの形をとられていますね。例えば、映画とヴィデオの違いで一番大きいのは、映画のモンタージュは基本的にあるショットの後に別のショットがくるという、その組み合わせでなにか新たな意味が発生することが、モンタージュの基本的な言語だと思うんですね。例えば、ある人物が映っていて、でその人物がどこかに視線をやると。
西山(以下N):うん。
S:次のショットでこのコップが映ると、あたかもその人物がこのコップを見たかのように、鑑賞者の中で内面化される。全くバラバラのもの同士を鑑賞者の内部で結合して、新たな意味が発生するというのがエイゼンシュテインなどが言ったモンタージュの理論。だけどヴィデオによって何が可能になったかというと、同一平面上で、つまり鑑賞者によって内面化される前に、即物的にそれが行われるという点ですね。だから瀧さんや西山さんのコラージュ、モンタージュの方法論は実は非常に近い。同一平面上で分割・結合が即物的になされていることが、大きな条件になっていると思います。それがヴィデオの特徴というか、映画とヴィデオが正に分かたれる部分ですね。
N:そうですね。それによって映画は一つのストーリーみたいなものしか基本的にはモンタージュとして出てこないかも知れないですけど、ビデオはそこで複数意味が重なっていったり、複数衝突が起きたりすると思うんですよね。
S:映像というのは、基本的にフィルムの場合は、モンタージュという技法に顕著ですが、 前に進まないといけない。このショットの後にこのショットが来て、で次にそのショットが来るというように連続してゆく。ですが、西山さんの映像の場合は無関係な映像が非連続的に接続されているから、前に進んでいるという感覚を与えないですよね。そのことと、西山さんの映像でよく見られる逆回しは対応していると思う。フィルムだと次々に ショットとショットの繋がりが乗り超えられていかなきゃいないっていうのがあると思うんだけど、その部分が即物的な衝撃として投げ出されている。それが、西山さんの映像の特質であるところの、時間的な構造として現れている感じがしますね。前へ進んでいかないという。 たとえば《ビトウィーン・イメージ》という作品では、ずっと同じシーンが繰り返されている。しかも、何でこれを選んだんだろう、みたいな映像が。
N:笑
S:貧しいって言っちゃいけないけど。どうでもいいような映像というか。
N:まぁそうですね。でも、なかなかどうでもいいような映像って難しいんですよ。何かを撮ると何からの意味になってしまうので。それをどうでもいいように、見せる方法って結構難しくて。
S:だから、ファウンドフッテージのようにも見える。だけどあれは全部西山さんがひとつのショットとして撮ってるわけですよね。で、それが繰り返されている。このことは、映像のアーカイブの問題にも関わってきて、前回の瀧さんのトークの時に彼は、TVをひたすら録画して膨大なアーカイブからその何個かを選択して、それらを組み合わせると言ってましたが、西山さんの場合は膨大な映像のなかから、これをどうやって選んだんだろうと思って。
N:そうですね、僕、割と日常的に当時からヴィデオカメラを持ち歩いてて、皆スマホとかで日常的に撮れるんですけど、当時は小型のハンディカムを持ち歩いて気になるものを撮影してました。でも2002年なので結構前(12年前)で、今見ながらどうしてこんなの作ったんだろうって自分で思ってました。花みたいなところをバーッてこう撮るやつだけはすごく覚えてて、僕の中で純粋性みたいなものをイメージして、その他のものはゴミみたいなもので、そのゴミみたいなものとその純粋性みたいなものが交換するっていう構図を出したかったんだなと思って見てました。なのでなるべく純粋性に対するゴミみたいなものを撮った素材の中から探したような記憶があります。
S:じゃ、(映っている)人々はゴミなんですか?
N:そうです、そうです。あ.、「そうです」じゃないか(笑) 不純なものとして見えたんですね。
* * *
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瀧健太郎×平本正宏 対談:ヴィデオ・コラージュから空間表現へ
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瀧健太郎 Kentaro TAKI ヴィデオ・コラージュ/パズル
2014年11月7日[金] 19:30- アップリンク・ファクトリー
2人のアーティスト、瀧健太郎と西山修平を「ヴィデオのコラージュとモンタージュ」というテーマで特集上映を二週連続で行う本企画の初回では、サンプリング音楽からコラージュ的なヴィデオを発見した瀧の足跡を、手法とその背景にあるテーマを、作曲家の平本正宏氏との対談で辿りました。
トークセッション 瀧健太郎×平本正宏 進行:西山修平
瀧(以下T):学生時代から音楽が趣味で、流行ってたサンプリング音楽を聴いたり、同時にライヒなどミニマルミュージックなんかを。当時コンピューターでノンリニア編集ができるようになり、97年からバイト先の会社の機材を自宅に借りてヴィデオの編集をコピペでできるようになり、「これとこれを合わせたらどうなるかな」などを嬉々としてずっとやってました。出来た映像を美術の展覧会にいれてもらったというのがきっかけで、普通の映画とかのじゃない方向にいったっていう。
平本(以下H):一個の画面の中が区切られていていろんな映像がそれぞれのタイミングででてきたりするんですけど、全体的にそういう要素があって、その中に存在する映像と音が常に同時並行的にでてきたりする。あれはどうやってやってるんですか?
T:音楽の多声性(ポリフォニー)を映像でやったらどうなるか、映像ならマルチチャンネルでやるしかないだろうと。Aという素材と同時にBも同時に出したら、お互い打ち消し合ったり、意味の作用が変わってくるかなっていう興味もあったんです。エイゼンシュタインのモンタージュ理論とか色々考えますが、時間軸上ではなく空間軸上にあれとこれを同時に出したらどうなるかっていう実験的な要素がありました。音楽的な意味と記号的な意味の両方やってみたらどうかなって。
H:それで結果としてある種の混沌さが生まれるわけじゃないですか。終わり方がこうだと気持ちいいとかはあるんですか?音楽も同様に終わり方に癖が結構でるんですよ。
T:記号の操作で遊んでると飽きてくるんです。すると時間の操作に入って、5分だからそろそろ終らせなきゃというのがあるかも知れません。
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中嶋興×上崎千 対談:ヴィデオ万物流転II
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Ko NAKAJIMA Video Vicissitudes Vol.2
ヴィデオの陰陽五行 5th Elements of Video Art
2014年10月17日(金) 19:00- アップリンク・ファクトリー
第二夜はアートアーカイヴの研究者、上崎千氏をお呼びして、長期間にわたり撮影される中嶋作品のアーカイヴ的な側面と、二つの系統「生/死」と「陰陽五行」のテーマを行き来しながら、万物流転的なヴィデオのアプローチへと話題が発展しました。
トークセッション(抜粋) 中嶋興 × 上崎千 進行:瀧健太郎
上崎(以下U): 慶應義塾大学アートセンターの上崎です。中嶋興さんとお会いしたのは2年前程です。N.Y.近代美術館のバーバラ・ロンドンさんに話を聞く機会があって、日本のメディアアート・ジャンルの作家達のアーカイブに、中嶋興、中谷芙二子、手塚一郎、この3人の名前を挙げられたのがきっかけでした。前回(2004年10月10日上映)の中嶋さんの代表作とも言える《My Life》のように更新される作品と、その時点での結晶や結実としてパッケージ化される作品があり、でもそこで終わりではなくということですね。 中嶋さんは「信号」という言葉を使われてますが、「作品」としての着地よりも、別の問題構成の中で活動をされていると感じたので、その辺からお話伺えれば思います。
中嶋(以下N): 僕が陰陽五行説から学んだ手法で、これは永遠に古くならないんです。そしてこうした作品は美術館に収まりにくいので、一本のパッケージにしなくてはならない。賞金稼ぎや映画祭で受賞しないと(海外美術館なども)招待してくれない。ある意味、商業主義を利用しないと、ポピュリズムの中でいかに自分の指針を創造していくか、という根本の部分は五行学から学んだことが大きいと思います。
U:1979年にN.Y.近代美術館で開かれた日本のヴィデオアートを扱う展覧会〈VIDEO FROM TOKYO TO FUKUI AND KYOTOヴィデオ 東京から福井と京都〉で《My Life》を出品されていて、今回上映の同作は〈1976〜2014〉ですが、 この時は〈1974〜78〉と年代記が書かれており、その時その時のヴァージョンが違うんですね。
N:40年ほど経ってますから。その時は長男や娘が生まれたのを記念して作ってたんです。
U:私は一方で中嶋先生の写真作品をお預かりしておりまして。4万点もの資料を。ある時、松田豊さんの作品のリストの下に中嶋興氏による写真、数百点って書いてあり、問い合わせたら何百点も松澤宥さんに関する写真がでてきて…。
N: 松澤さんは初期のコンセプチュアルアートの作家で、彼に凄く刺激を受け、若かったので写真を撮ることになって。彼は諏訪湖の近所に住んでいて、「展覧会見て下さい」って言うんで、見に行ったら、キャンバスが全部風景のほうを向いて置いてあって、こっちはキャンパスの裏側しか見えないんですよ。聞いたら「僕は風景に見せる絵画を描いてるんです」って。自然が松田さんの絵を見ていて、人間は想像するしかなく、これがモダニズムを超えるアートかな、と凄く面白い人だなと思ったんですよ。その時に撮った写真が沢山あるわけです。
* * *
U:女性が撮影の対象でもあり、段々とその関係がひっくり返ってくる、異色な作品ですが《写真とは何か》がありました。
N:あれは「ヴィデオとは何か」を言いたかったんですが、写真学校での撮影なんでヴィデオへの危機意識や不要論があり、最初にヴィデオの強い印象を学生に与えないといけないと思ってやりました。あの学生の中から〈ビデオアース〉に関わる人が出てきて、一緒に活動やって、その参加の中で学ぶことは多かったですね。若い人には、スマフォやデジカメの動画でのアートの活動を一緒にやる人を募って、運動を起こせばもっと面白い映像も撮れるんじゃないか、とお願いしているんですが、残念ながら社会的に厳しいから、勝手に撮ると怒こられちゃうでしょ。
U: そうですね。ましてや今日観た《写真とは何か》のあの状況は今ではできないかもしれないですね。
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中嶋(以下N):前回上映した《新幹線研究食》、結構当時は平気で(新幹線内で)撮れたんですよ。まだヴィデオを誰も知らなくて、ヴィデオカメラは操作音がしないから気がつかなかった。「新幹線研究しているK大生です」というとOKだった。今言ったらちょっと大変ですよね、大学にすぐ電話かかってきたりして捕まっちゃう。
上崎(以下U):あのときに身分を詐称してたのは?
N:松島ってやつが来てましたから。
瀧(以下T):あれがパッと言えるカメラマンの人は凄いですよね。アーカイブ的な作品だと思ったのはその次の《Mt. Fuji富士山》ですが。斎藤庫山さんという写真家が。
中嶋興×上崎千 対談:ヴィデオ万物流転IIの続きを読む
中嶋興×クリストフ・シャルル:対談ヴィデオ万物流転I
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Ko NAKAJIMA Video Vicissitudes Vol.1 メディアの精製と流転Generation and Vicissitude of Media
2014年10月10日(金) 19:00- アップリンク・ファクトリー
電子映像メディアへの道教的アプローチ(!?)を試みる中嶋興の特集を2週にわたって行いました。1960年代より映画、アニメ、ドキュメンタリーなど様々なジャンルを手掛けてきた中嶋興は、記憶、生と死、万物流転のイメージを、サイケデリックにしかし現代社会への批判に満ちた思想的なヴィデオ的風景を突きつけます。第一夜は80年代より中嶋と出会い、日本のヴィデオアートの研究も行う音楽家・研究者のクリストフ・シャルル氏が、中島作品の上映作から沖縄で撮影された「水平線」を中心に話が展開してゆきます。
トークセッション 中嶋興×クリストフ・シャルル 進行:瀧健太郎
シャルル(以下C):1987年にパリで中嶋さんとお会いしたと思います。その時に河口洋一郎さんも一緒に来仏してらした。
中嶋(以下N):アメリカ人でヴィデオアートのイベントをよくやっていたドン・フォレスタ主催でパリのアメリカン・センターで上映した時で、河口洋一郎はCG映像で、ちょっと人間臭い僕の作品の2人の作品を両方やったんですよ。当時シャルルは学生で、隅の方に座っていて、終わる頃に僕のところにやってきて話したのを覚えてる。
C:《マイ・ライフ》(1976)の白黒の映像で、非常に印象的でした。マルセイユでヴィデオをやっていた韓国人のヴィデオアーティスト、キム・スンギさんから興さんの名前を以前から聞いていました。
T:そうなんですね。
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マデロン・ホーイカース アーティスト・トーク:ヴィデオアートの黎明期から現代へ
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ホーイカースさんは70年代よりエルザ・スタンスフィールドと協働し、ヴィデオアート作品やインスタレーションを手がけてきたオランダのヴィデオアートの草分け的存在( *1)です。40年以上に及ぶ創作活動からヴィデオ・メディアの特性を知る手がかりを得ることができました。
マデロン・ホーイカース アーティスト・トーク 進行:瀧健太郎、通訳:藤井可奈子 モデレーター:中井澪
瀧(以下T):共同制作を長年されたエルザ・スタンスフィールドとの出会い、ヴィデオを使ったコラボレーションの始まりについてお聞かせ下さい。
ホーイカース(以下H):エルザとは1966年にロンドンのイーリング美術学校で出会いました。彼女は既にアーティストとして活動しはじめていて、私と一緒にフランスの映画作家のアシスタントをするなど偶然が重なり、一緒に作品を作る機会が増えました。ヴィデオを使いはじめた大きな理由は、フィルムですと試写や劇場で見せるしかないですが、ヴィデオはアートの文脈で彫刻のように見ている人と関係性を持てるということが魅力的でした。
T:初期のヴィデオ作品ではTV画面を2つ並べて再撮影するなど、ヴィデオの構造性がよく見えました。《Compass》と《The Force Behind Its Movement》では風という自然の力を可視化させるもの、そして3つ目に《Haiku》のような日本文化がテーマになっているもの、それらテーマの流れを教えて頂けますか?。
M:今回のタイトルを《インスピレーションと変容》とした理由は、私は長年に渡り青森の恐山のイタコの取材をしてまして、撮影が終わってイタコに着想(インスピレーション)を得た映像を日本の方に見せると何か自分の中で変容があるのではないかと思ってつけました。イタコ=盲目の霊媒師に会うため2年間準備をして、2週間の現地取材をするプロジェクトでした。オランダの仏教番組の為の取材でしたが、同時にその映像は自分の作品に使えるような契約をしてます。
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飯村隆彦、文化庁メディア芸術祭功労賞受賞!!!
飯村隆彦さんが第19回文化庁メディア芸術祭にて功労賞を受賞されました。飯村さんは1960年代より実験的な映画の活動をはじめ、フィルム、ビデオのパフォーマンスやインスタレーションを先駆的かつ国際的に行う一方で、批評などにおいても日本のメディア芸術を牽引してきた功績が称えられました。
第19回文化庁メディア芸術祭のサイト
第19回文化庁メディア芸術祭のサイト
夜間の都市がアートスペースに!ヴィデオアート・プロムナードin阿佐ヶ谷開催
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ヴィデオアート・プロムナードin 阿佐ヶ谷 Wall to Wall
[開催のお知らせ] English info
ヴィデオアートが潜む、夜の街の散策へ!
プロジェクトの概要 このプロジェクトは映像のアート作品を街のあちこちで発見しながら鑑賞するアート・プロジェクトです。「プロムナード」とはフランス語の「散歩」を語源とした、「ぶらぶら歩く」という意味があります。観客はマップを持って、夜の街を歩きながら、ヴィデオアート作品と出会い、鑑賞時間やルールに縛られない鑑賞を行ないます。映画館や美術館といった室内空間ではなく都市の数箇所に敷き詰められた(Wall to Wall)映像作品=ヴィデオアートを鑑賞する都市邂逅型のアートイベントを目指します。
プロジェクトの内容 ・阿佐ヶ谷の街なかで数箇所に展開する映像作品を、観客は夕刻から夜間までの時間帯に自由に散策を行います。観客はマップを片手に夜の街を歩きまわり、ヴィデオアート作品の散策をする。ハブスペースでのトークセッションや、ガイドツアーなどのイベントも開催致します。
詳しい情報はこのサイト上で随時更新してゆきます!お楽しみに
詳細:ヴィデオ・スパークス/リフレクシヴ ヴィデオアートプロムナードin 阿佐ヶ谷 Wall to Wall
日程:2015年2月20日(金)21(土)22(日)+27日(金)・28日(土)・3月1日(日)] 17:30-20:30 予定 (週末金~日x2週 全6日間・計18時間)
場所:阿佐ヶ谷商店街近辺数箇所+TAVギャラリー (東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-31-2)
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協力:TAVギャラリー、ギャラリー白線、阿佐ヶ谷アートストリート
参加費:1000円(散策MAP+ドリンク代込)
主催:ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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[参加アーティスト]
浜崎 亮太 Ryota HAMASAKI / 韓 成南 Sung Nam HAN / 河合 政之 Masayuki KAWAI / 中嶋 興 Ko NAKAJIMA / 西山 修平 Shuhei NISHIYAMA / 瀧 健太郎 Kentaro TAKI / 山本 圭吾 Keigo YAMAMOTO ほかand more....
インドで「キカイデミルコト」公開
インド、バンガロールのSrishti School of Art, Design and Technologyで開催される実験映画に関するシンポジウムで「キカイデミルコト-日本のビデオアートの先駆者たち-」が参照上映されました。
date:18 – 19 December 2014
"Comparing Experimental Cinemas"WEBサイト
協力:Miaca
date:18 – 19 December 2014
"Comparing Experimental Cinemas"WEBサイト
協力:Miaca
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小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS”
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小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS 2015”
(ライブサウンド:つむぎね )
1970年代からヴィデオアート作品を制作し国際的に活躍するアーティスト、小林はくどうの70年代から現在まで制作してきたヴィデオアート作品を一挙に上映する。 また今回が初演となるヴィデオ・パフォーマンス“Aqua Works 2015”と音楽パフォーマンス・グループ「つむぎね」の即興のコラボレーションとトークを行う。2015年の幕開けは小林はくどうヴィデオ書初めで!!
【アーティストより】 ぼくは不可思議(ワンダー)が好きで、原点は幼少の頃にあるようだ。以前《はくどうマシーン》を作っていたのは、青虫からサナギ、孵化してきれいな蝶になる昆虫の[完全変態](メタモルフォーゼ)への好奇心だった。ヴィデオ表現もどうやらその延長上にある。”Aqua Works”での押し寄せる波は海原の別世界(アナザーワールド)からのメッセージであり、ワンダーな宇宙の一つの図ではないかと続けている。ヴィデオ・モニター上に線を描いたり,消したりする行為は未来と過去が交差するのが面白いからだ。(小林はくどう)
日時: 2015年1月24日(土)start:19:00 - 21:00 (open:18:30-)
場所 : 喫茶茶会記( 四谷三丁目) http://sakaiki.modalbeats.com/
アクセス:click
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
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上映作品:
【上映作品】(約 60分)
くにゃくにゃ Kunya Kunya (1973)
プレイ・ザ・ヴィデオPlay the Video (1974)
ラプス・コミュニケーションLapse Communication(1975)
理想宮 Le Palais Ideal (1999)
アン・ノウン・ランド Un known Land (2011)
およぐ Swim (2012) アクア・ワークス Aqua Works (2010/ 2013)
パノラマ Panorama (2010-2015)
【ライブ・パフォーマンス】(約30分)
アクア・ワークス/ヴィデオ・パフォーマンス 小林はくどう+ライブサウンド:つむぎね
![]() 1944年仙台生まれ。68年多摩美術大学卒業後、《はくどうマシーン》シリーズを日本現代美術展や大阪万国博覧会などに発表。1971年にテレックスを使ったコミュニケーション・ゲームを中谷芙二子らと組織したことをきっかけにヴィデオ・メディアに着目し、以後ヴィデオを中心に制作を行う。シングルチャンネルヴィデオや、東京都国立市でビデオ・コミュニティ制度を発足させるなど、CATVから市民ビデオに至るまで幅広い地域社会と映像教育や啓を行う。現在もNPO 法人:市民がつくる TVF 代表理事を務め、成安造形大学名誉教授として教鞭をとり、アートフェスティバルへの出品など勢力的に制作を続けている。 ■主なコレクション ニューヨーク近代美術館/宮城県美術館/ 広島現代美術館/ 愛知県立芸術センター/ ポールゲッティ芸術センター |
. |
![]() 2008年より作曲家・宮内康乃を中心に結成した音楽パフォーマンスグループ。楽譜を用いず、声や鍵盤ハーモニカを使い、個々がそれぞれ音の粒子となり、その粒子が複数重なりあって、変化、融合することで空間上の響きを紡ぎ出していく、独自のパフォーマンスを展開する。2008年トーキョーワンダーサイト主催「Experimental sound&art festival 2008」にて最優秀賞受賞。単独公演の他、ライブハウス、ギャラリー、古民家、トンネルなどさまざまな企画や場所にての発表、ダンス、美術、映像など他ジャンルとのコラボレーションや、近年は「つむぎねメソッド」によるワークショップにも力を入れている。webサイト= www.tsumugine.com/ |
主催:ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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「キカイデミルコト」上映@KHM/ケルンメディアアート大学
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2014年11月27日19:00- ケルン・メディアアート大学(Aula Filzengraben 2)
情報サイト 協力:ケルン日本文化館
"Eye Machine/To See by Chance -the Pioneers of Japanese Videoart-" Filmpräsentation auf Einladung von Prof. Heide Hagebölling und des Japanischen Kulturinstituts Köln. Mit Aki Nakazawa (Übersetzungen). Donnerstag, 27. November, 19 Uhr, Aula Filzengraben 2, 50676 Köln
web link.
「キカイデミルコト 日本のビデオアートの先駆者たち」公式サイトはこちら
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"アジア-真空の都市像"a.k.a VideoSparks
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めざましい勢いで発展する東アジアの都市、その背景で失われつつある文化・イメージをヴィデオアーティストが切り取る。
Video Sparksでは台頭するアジアの都市に注目し、マレーシアよりクアラルンプール実験映像祭の参加作品、ヴィデオ・フィリピナスの参加アーティスト、ホーチミン在住のヴィジュアルアーティスト/詩人による東京での滞在制作した作品に到るまで、近年大きく変容しつつあるこれらの都市像の片鱗から、現代社会を読み解きます。
日時:2014年11月15日(土)19:00 - 21:00
場所:喫茶茶会記( 四谷三丁目) http://sakaiki.modalbeats.com/
アクセス:click
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
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上映作品:
"Nostalgia 郷愁"(2014, 7') Nguyen Nhu Huy グエン・ニュー・フイ(Vietnam ベトナム)
"KAMPUNG HAKKA" (2014 5'30") Andrew Stiff アンドリュー・スティッフ(Malaysia マレーシア)
"Bleached Nightmare"(2013, 13')Richard Coronel リチャード・コロネル(Philippines フィリピン)
"MUD GAME" (2014 3'40") KOK Siew-Wai,コク・シューワイ(Malaysiaマレーシア)
"16 x 9 Capsule" (2014 6'40") Wuttin Chansatabootウッティン・チャンサタブート (タイ)
"CAGE" (2012 9'44") LIM Chee-Yong リム・チーヨン(Malaysia/Taiwanマレーシア/台湾)
"Iqura"(2005 3') Ari Satria Darmaアリ・サトリア・ダルマ (Indonesia インドネシア)
"MIST" (2012 3'50") WONG Eng-Leong ウォン・エンレオン (Malaysia マレーシア)
ほか
主催:ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:KLEXクアラルンプール実験映像祭、ZeroStation/Ga0, VIDEO ART Philipinas, O.K. Video Festival
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ヴィデオ:コラージュ/モンタージュ瀧健太郎+西山修平@UPLINK
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VIDEOREFLEXIVE Vol.3 ヴィデオ:コラージュ/モンタージュ
Video : Collage / Montage
vol.1 瀧健太郎 Kentaro TAKI ヴィデオ・コラージュ/パズル
2014年11月7日[金] 19:30(開場19:00)- 21:30
※上映後、瀧健太郎×平本正宏(作曲家)とのトーク
vol.2 西山修平 Shuhei NISHIYAMA ヴィデオ・モンタージュ/シュレッダー
2014年11月14日[金] 19:30(開場19:00)-21:30
※上映後、西山修平×沢山遼(批評家)とのトーク
場所:渋谷アップリンク 1Fファクトリー(東京都渋谷区宇田川町 34-18トツネビル1F ) TEL.03-6825-5503
料金:一般1500円、学生1000円
(当日は混雑が予想されます、事前に予約されることをお勧めしております。予約はこちらから。)
主催:アップリンク、ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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vol.2 Facebooksite
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解説: 2000年代、映像が現実化した世界を、映像によって切り刻み続けた2人のアーティストの軌跡を、ヴィデオによるコラージュ/モンタージュと いう視点で読み解き、空白の美術史に問いかける。
vol.1 Artist Profile
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vol.2 Artist Profile
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1976年、神奈川県鎌倉市生まれ。立命館大学文学部にて美術批評を専攻。アヴァンギャルドシネマ やヴィデオアートに影響され、1998年からヴィデオ、8mmフィルム、写真を用いて作品制作を開始。 シングルチャンネル、インスタレーション、パフォーマンス作品を制作。2007年から2008年までオー ストラリアに滞在し作品を制作し、シドニーにて個展を開催。2009年から東京を拠点に活動。2012 年は新宿ゴールデン街グリゼットにて個展、パリ・ポンピドゥーセンターにて上映。これまで欧米、ア ジア各国での映像フェスティバルにて作品が上映されている。 http://www.shuhei2480.net/
![]() 瀧健太郎・西山修平ギャラリー展示 UPLINK1F Gallery 11月5日[水]~ 11月24日[月] 10:00 ~ 22:00 入場無料 2作家のヴィデオ・インスタレーションと展示、平面作品などご覧頂けます。 |
瀧健太郎×平本正宏 対談:ヴィデオ・コラージュから空間表現へ
西山修平×沢山遼 対談:ヴィデオのメディウム・スペシフィティ
Video Sparks/Video Reflexive
上映プロジェクトお知らせ
トーキョーから世界に放つ映像のイベントとコラボレーション!!
ヴィデオ・スパークス/ヴィデオ・リフレクシヴでは、これまで紹介されてこなかった海外作家や若手作家のヴィデオ作品や、映像によるパフォーマンスや新たなコラボレーションの可能性を探求します。
また70年代から始まったヴィデオアートの先駆者から、現代の美術界や海外ヴィデオ祭で活躍する中堅アーティストをレトロ スペクティヴという形で作品を遡って特集を行います。
[予定されているプログラム]
2014年10月10日(金)19:30- 中島興「メディアの精製と流転」
上映とトーク guest:クリストフ・シャルル
2014年10月17日(金)19:30- 中島興「ヴィデオ陰陽五行」
上映とトーク guest:上崎千
(ギャラリー展示 10月1日-10月20日10:00~22:00)
2014年11月7日(金)19:30- 瀧健太郎 「ヴィデオ・コラージュ/パズル」
上映とトーク guest:平本正宏
2014年11月14日(金)19:30- 西山修平 「ヴィデオ・モンタージュ/シュレッダー」
上映とトーク guest:沢山遼
(ギャラリー展示 11月5日-11月24日10:00~22:00)
2015年2月 夜間の都市とヴィデオアート、パフォーマンス「アートプロムナードin阿佐ヶ谷」
路上からのヴィデオアート発信+オールジャンルセッション
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
中嶋 興 : ヴィデオ万物流転
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ヴィデオ・リフレクシヴ第二弾
中嶋 興 ヴィデオ万物流転Video reflexive series
Ko NAKAJIMA Video Vicissitudes
Vol.1 メディアの精製と流転Generation and Vicissitude of Media
2014年10月10日(金) 19:30-(19時開場)
Vol.2 ヴィデオの陰陽五行 5th Elements of Video Art
2014年10月17日(金) 19:30-(19時開場)
(上映60分、終了時間までアーティスト・トーク)
場所:渋谷アップリンク 1Fファクトリー
料金:一般1500円、学生1000円
(当日は混雑が予想されます、事前に予約されることをお勧めしております。予約はこちら)
主催:アップリンク、ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
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解説 1960年代より映画、アニメ、ドキュメンタリーなど様々なジャンルを手掛けてきた中嶋興のヴィデオアート作品を2夜にわたり紹介します。各回にアーティスト本人を招き、70年代~現代までの様々な映像作品、インスタレーションの試みについて伺います。
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1941年熊本生まれ。60年代より映画技術を学びながら、実験的なアニメーションなどを手掛ける。70年よりポータブルのヴィデオカ メラを購入し、〈ビデオアース東京〉を結成。ヴィデオを個人の記録メディアとして、また生命や思想的な表現を行う媒体として捉え、ユニークな視点でパ フォーマンスやドキュメンタリー、インスタレーションなど広い範囲での活動を行う。近年は仏クレルモンフェラン「Video Formes」で特集が組まれ、また『ランギトート』を制作したニュージーランドを再訪し、大規模なインスタレーション展示を行う。
中嶋興ウェブサイト http://www.age.cc/~ko-ko-ko/blog/
![]() リソグラフや写真を中心にした平面作品の展示 at UPLINK GALLERY 10月1日[水]~10月20日[月] 10:00 - 22:00 (入場無料) |
その他の上映シリーズのラインナップはこちらをご覧下さい。
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インスピレーションと変容マデロン・ホーイカース: オランダ・ヴィデオアートの先駆/上映とトーク
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オランダ・ヴィデオアートの先駆 70年代から現在まで
2014年6月1日(日) 18:30-開場 19:00 - 21:00
(上映とパフォーマンス、作家によるトーク)
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
場所:喫茶茶会記( 四谷三丁目)
http://sakaiki.modalbeats.com/
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1970 年代よりエルザ・スタンスフィールドと共にヴィデオ・アート制作を行 なってきたオランダを代表するヴィデオアーティスト、マデロン・ホーイカー ス。 今回、彼女は新作撮影のために来日し、それに際して茶会記 では70年代からの彼女の映像作品の上映、日本において進行中のプロジェクト紹 介を含めたトークイベント、また本人によるパフォーマンスを一挙に行なう。
http://www.madelonhooykaas.net
国際的に活躍する彼女の作品が観れるこの貴重な機会に是非お越し下さい。
主催:VCT/ビデオアートセンター東京、中井澪
後援:オランダ王国大使館
助成 アーツカウンシル東京
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マデロン・ホーイカース トーク:ヴィデオアートの黎明期から現代へ
「男と女」ヴィデオアート上映
[ヴィデオ・スパークス vol.3]
男と女 ヴィデオアートスクリーニング
会 期: 2014年3月22日(土)
時 間: 19:00 - 20:00 上映
20:10-21:00 作家によるトーク
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
場所 : 喫茶茶会記( 四谷三丁目)
http://
「男と女にまつわる映像作品」と聞いたとき、ごく一般的には恋愛物語や愛について、あるいは単純な官能的な表現を思い浮かべるかもしれません。
しかし、今回ここに集まった作品をご覧になったとき、その予想は良い意味で裏切られることになるでしょう。
単なる性差やジェンダーの問題に留まらず、性別を超えた他者性の問題、また、男と女にまつわる普段意識することのない規範を目撃すること。
それは、あらゆることを「ただそのままに見せる」というある種残酷な特長を持った「ヴィデオ」だからこそ可視化できる表現がここにあるということです。
映画やテレビとは違った「男と女」を鮮明に観ることができるこの機会に是非足をお運び下さい。
「男と女」ヴィデオアート上映の続きを読む
Kentaro Taki's performance "Farewell CRTmonitor"
2013年11月11日20:15-20:45
at Les Instant Video/ La Friche/ Cartonnerie
ヴィデオアート誕生50周年を祝う映像祭のクロージングの一幕に瀧健太郎が”ecouter la voix du moniteur”(モニターの声を聴け)というタイトルの下、むき出しになったCRT(ブラウン管)に穴をあけ、中の真空状態の空気が入り込む音を聴くというデモンストレーションを行いました。3つのモニターは偶然にも日立製で、それぞれに過去・現在・未来のヴィデオアートへと宣言された後、穴を空けられ、役目を終えたテレビ受像機へのオマージュとして好評を博しました。
LesInstantVideo2013 documentation
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Les Instant Video
7-30 Nov. 2013 at Tour Panolama, Le Frich, Marseille
photo:top
"Bild:Muell(image:junk)#8" video installation by Kentaro TAKI
photo middle:
"Living in the Box" by
Kentaro TAKI
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独カールスルーエメディア芸術センターZKMにて「キカイデミルコト」上映
VCT制作「キカイデミルコト - 日本のヴィデオアートの先駆者たち-」がドイツの公立メディア芸術センターZKMにて公開されます。
2014年3月14日-4月6日
ZKM メディアラウンジ(ZKM2F)
詳細はこちらをご覧下さい。
http://on1.zkm.de/zkm/medialounge/
*本作のインタビュー対象アーティストのうち、松本俊夫さん、阿部修也さんが今年度の文化庁メディア芸術祭の功労賞を受賞されました。お2人の多大なる功績を国際的にも評価いただけるチャンスとして今回のドイツでの上映が期待されます。
2014年3月14日-4月6日
ZKM メディアラウンジ(ZKM2F)
詳細はこちらをご覧下さい。
http://on1.zkm.de/zkm/medialounge/
*本作のインタビュー対象アーティストのうち、松本俊夫さん、阿部修也さんが今年度の文化庁メディア芸術祭の功労賞を受賞されました。お2人の多大なる功績を国際的にも評価いただけるチャンスとして今回のドイツでの上映が期待されます。
プロジェクト
- 動画記録(12)
- Video Sparks/Reflexive(2014-2015)(19)
- VA誕生50周年(2013)(9)
- キカイデミルコト(2006-2013)(32)
- 不定義な境界(2008-2009)(10)
- ビデオアートセッション(2009-2011)(10)
- メディアデザインチーム(2010)(3)
- リオ-東京 都市の境界線(2008)(3)
- カナダビデオアート(1)
- ペリフェラル・エリア エロディ・ポン(2005)(3)
- テレピデミク国際展(2003-2004)(5)
- アジアビデオアート会議(2003)
- モーリス・ルメートルとレトリスム展(2002)(2)
- テレピデミク(2002)
- inVex日欧新世代ビデオアート展(2002)(1)