プロジェクト: 2012年10月アーカイブ

1963-2013 ビデオアート誕生50周年にむけて

 
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 1963年、韓国人アーティスト、ナム・ジュン・パイク(白南準 1932-2006)とドイツ人アーティスト、ヴォルフ・フォステル(Wolf Vostel 1932-1998)が、 別々にしかし同時期にドイツにおいてテレビ画像を歪める実験的作品を発表しました。これがビデオアートの始まりとされ、2013年にちょうど50年を迎えます。
 その後、 欧米や日本で、美術家や映画作家などが次々とビデオを使用した実験的作品を発表し、絵画・彫刻・音楽・写真・映画などの既存の芸術分野を 複合・横断する芸術として発展きました。

 VCT/ビデオアートセンター東京ではこのビデオアート誕生50周年を迎える2013年に、海外フェスティバルや研究機関と連携したプロジェクトなどを予定しております。詳しくは当WEBサイトで詳細を紹介してゆきます。新興メディアとして登場したビデオ=電子メディアが目まぐるしく変化してゆきました。半世紀を経てビデオアートが私たちに何を問いかけるのか、を探るような1年にしてゆきたいと考えております。

[予定プログラム]

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・国内外各地で開催されるビデオアート誕生50周年イベントに参加
・50周年協働制作―アーティストによるコラボレーション作品の制作プロジェクト
・ビデオアート50周年に寄せる各界からの言葉の掲載
・「キカイデミルコト -日本のビデオアートの先駆者たち-」ドキュメンタリーの上映公開と発売

この50周年を記念する一年を祝いつつ、そして更に創造してゆくような機会を持ちたいと思います。

VCT/ビデオアートセンター東京 代表 瀧健太郎